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熱中症

太陽8月に入るころ、日本全国が蒸し風呂のごとく暑くなります。 
炎天下で運動したり、蒸し暑い部屋で仕事をしたりすると、気分が悪くなって倒れることがあります。
これは、体が暑さに対応しきれず体温調節がうまくいかないためです。重症になると生命にかかわる場合もあるので、適切な手当てが必要です。

■熱中症とは?
人間の体は本来、優れた体温調節機能を備えています。体内の熱が上昇すると皮膚の血管が拡張して血流量が増え、血液の熱を皮膚から放散します。
それでも、不十分なときは発汗することによって体温を下げます。しかし、高温多湿の環境下では皮膚から熱を放散しきれず、体温調節がスムーズにいかなくなることがあります。
そのために起こる障害を総称して熱中症と呼んでいます。  

熱中症は症状の程度によって、熱けいれん、熱疲労、狭義の熱中症(日射病、熱射病)に分類されます。


1.

熱けいれん
熱中症の中では最も症状が軽い汗を大量にかいたとき、水分のみを補給して塩分を補給しないと血中の塩分濃度が低下し、筋肉の痛みやけいれんを起こす。


2.

熱疲労
大量に汗をかいて体内の水分が不足すると血液量が減少し、また皮膚に血液が集まるため血液の循環がうまくいかなくなる。その結果、体内の熱を放散しきれなくなって、脳や心臓などの臓器に熱がこもる(うつ熱)状態になる。


3.

狭義の熱中症
一般的には日射病(直射日光の下に長時間いたため発病した場合)や熱射病(高温多湿の環境下で発病した場合)といわれており、熱中症の中で最も症状が重い。


 

■熱中症になったら?
1. 涼しく、風の通る場所に移し、寝かせて安静にします。
2. 下着だけ残し衣服を脱がせ、体温を測ります。
3.

横になる高温のときはビニール袋に水とさらに氷を入れ、腋窩部(脇の下)、そ径部(太ももの付け根)、頚部に置き冷やします。さらに、頭の下にも氷枕、顔には冷やしたタオルを置き、風を送ってあげましょう。

4.

塩水を飲ませます。100グラムの食塩を11等分に分け、その1つを1リットルの水にとかしたものを飲ませます。

5.

吐き気や失神で水分も取れないときは、急いで病院に運び、生理的食塩水の点滴を受けましょう。 

■熱中症の予防は?
熱中症は体力が落ちているときになりやすいので、睡眠を十分にとって疲労をためないようにし、栄養バランスのよい食事を心がけ、体調を整えておくことが大切です。
とくに高齢者や子供、動脈硬化が進んでいる人、以前に熱中症になったことのある人、アスピリン(バファリン)・抗うつ剤・利尿薬を服用している人はなりやすいので気をつけてください。

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