「食事」のもつ役割


こんにちは、管理栄養士の矢治です。

私たちが普段何気なく食べている「食事」のもつ役割について、
職業柄かもしれませんが、よく考える機会があります。

生きるため…?

確かに、生きるために栄養を摂る必要があります。

しかし、生きる目的以外に
「食事」が生活の中の「楽しみ」になっている方も
多いのではないでしょうか。

目で見て楽しみ、香りを感じ、
食感や美味しさを味わい、
誰かと食事を共にする楽しみを感じ…

やはり、

“食事 = 楽しみ”

であって欲しいと願います。

現在、私が訪問している患者さまの中に
のみ込みの機能が弱まり、
食べものによる誤嚥や窒息を防ぐため
ムース状のお食事を召し上がられている方がいらっしゃいます。

その方が先日、

「お寿司が食べたいです」

とおっしゃいました。

食べたいものを食べる、とても大切なことと思います。

ただ、その中で、
「食べたいものを食べる」時間が、安全で楽しい時間となるよう
(必要があれば栄養価も考えて)
食事内容を検討・調整することも大切と感じています。

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この写真は「お寿司が食べたい」とおっしゃった患者さまに
実際に召し上がっていただいたお寿司です。

メニューは、
まぐろのたたき、甘えびのたたき、サーモンのたたき。
(ガリもゼリーにしました)

魚をたたく時に、だしの素やマヨネーズを加えることで、
簡単になめらかさや美味しさをプラスすることができます。

また、酢飯は「やわらか しゃり玉」という、
㈱フードケアさまの商品を使用させていただきました。

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※ 詳細をご覧になりたい方は ㈱フードケアさまのホームページをご覧ください。

ご自宅でも簡単にできる調理方法かと思いますので、
ご興味のある方はぜひ、お試しください。

今回このお寿司を提供した患者さまは
ご自身の手を使って満面の笑みでお寿司を頬張られ、
私たちの見守る中、安全に完食されました。

その方の喜びを共有できる時間は、
私たちにとっても、大変貴重な時間です。

「食事」がお一人お一人の生活に彩りを添える
存在になり得るよう、今後も取り組んでいきたいと思います。

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