月別アーカイブ: 2017年12月

「認知症」と「食事・栄養」

こんにちは、管理栄養士の矢治です。

先月、葛飾区の医師会館にて
「もの忘れ予防・フェスタin葛飾」
というイベントが開催されました!

そのイベント内で
「認知症」と「食事・栄養」について
お話する機会をいただきましたので、

今回のブログは、
その時にお話した内容を、少しだけ紹介できればと思います。

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最近はテレビや雑誌などを通じて、
「○○が認知症発症予防に効く!」
と、耳にする機会が多いかと思います。

ただ、ここで気を付けていただきたいことがあります。

確かに、
認知症と食事に関する研究は数多く報告されています。

しかし、その多くは日常的な行動を調査した
“観察研究”によって導き出された結果であり、

特定の食べものや栄養素が認知症と関連するという
確定的な結果は得られていないのが現状です。
(「認知症疾患ガイドライン2017」より)

一方、ガイドライン上で
認知症との関連性が示されている事柄もあり、

それが、認知症発症のリスクを上げる“危険因子”
リスクを下げる“防御因子”になります。

【 認知症発症予防のために修正可能な危険因子 】
喫煙、運動不足、高血圧、糖尿病など

【 認知症発症予防のための防御因子 】
運動習慣、社会的参加、食事への配慮など

食事関連に絞って要約すると…
高血圧や糖尿病のような慢性的な病態を改善させる
「食事への配慮」
が、認知症の発症予防に有効的であるということです。

「食事への配慮」とは、
簡単に述べると「栄養バランスの整った食事」のことを指します。
(平成29年6月のブログをご参照ください!)

日常生活の中で行動が習慣化され身に染み付いていることは、
年を重ねても比較的無意識的に行なえると言われています。

つまり、「栄養バランスを考えた食材の組み合わせ」や
「適度な水分補給」などの食事に関する行動を、
無意識的に行なえる“自身の習慣”としていくことが
今からできる対策の一つなのではないかと考えております。


そして、なによりも大切なことは…
“食べることをいかに楽しむかということ”
これに尽きるのではないかと思います。

年末年始はイベントの多い時期です。
ぜひ、ご家族やご友人方と、楽しい時間をお過ごしください。

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